井上さん、何やさん?シリーズ7)「結局そこか」な最終回

決断コーチの、井上由紀です。

夢か現(うつつ)か、独白かエンタメか
揺らぎに揺らぐ
「井上さん、何やさん?」シリーズ。

※ 初めての方は第1回からご覧ください

こんな感じになる予定、と
最初に描いた全体像はこちら。


最終回です。

もう一度、出発点に戻ってみる

2022年12月26日。
Aさんの話を聞いているうちに
わたしはイライラし始めました。

そこから事件が起こった後

「なぜ、わたしはイラついたのか」

そして、イラついた自分を
なぜ、わたしはそこで表面化させる決断をし
それに対して拒絶反応を受けた後(結果)、
わたしは何を学んだのか。

そんな疑問を立てました。

自分なりに導き出した答えは、
次のようになります。

疑問1:なぜ、わたしはイラついたのか

結論から言うと、Aさんに触発され
自分自身に対しても
「いい加減本質を見よ」と感じたから。

Aさんにイラつくとともに、
自分自身にイラついたのです。

ミッショニングのマスターは

As Above, So Below(上の如く下も然り)

ということをよくおっしゃいます。
万物の法則は、わたしたちの
日々の小さな言動の隅々にまで
流れているということでもあります。

その観点から見ると

Aさんの話が、結局のところ
同じことの繰り返しだと直観したからです。

もちろん、表面的には違う話ですが
本質的に、それまでと同じ。
簡単に意訳してしまえば

「自分は変化する必要なし、でも欲しい結果が手に入る」

という、希望的観測に聞こえました。

そして、今のままの認識では
結局同じことの繰り返しだろうな、
と感じました。

シリーズ第1回

わたし自身もまた、
「自分は変えずに、欲しい結果を」
求めていた。

お似合いカップルです。
でも、こころの奥底が

「それ、やめようや~」

と言ってきたのだと思います。

わたしが「欲しい結果」は
クライアントさんの成長であり、
その結果としての「成果」です。

クライアントさんがジョハリの
「未知の窓」を開いて
こんな自分になれるんだ!と実感する。

ビジネスゲーム研究所さんのサイトより引用

それが、わたしが描く理想の未来。
しかし、それを手にするには
クライアントだけでなく、他人=コーチも

「それまでの、既知の自分」

を捨てる覚悟と勇気が、必要です。

2022年12月26日までのコーチ井上は、
概念としては「捨てる勇気」を知りつつも
「クライアントファースト」と言い訳して
それまでの安全圏に安泰していました。

しかし、その現実に
実は自分自身が、納得していなかった。
そういうことではないかと思います。

疑問2:なぜ、表面化させる決断をしたか

疑問1に答えが出ると、これはもう
言うまでもないという感じ。

「今まで通りの自分(たち)」を越えて
Aさんと一緒に、未知の窓を開きたかったからです。

今回は玉砕しましたけど。

疑問3:そこから何を学んだか

一番学んだことは
「誰となら、未知の窓を開けそうか」。

この「誰と」を明確にするために、
まずは「わたしは、何やさん?」を
明確にしなければならない。

これが、直感的な答えであり
その手段のひとつとして、
今すぐ自分ができそうなこととして
このシリーズが生まれました。

自分ひとりでかっ飛ばすだけでは
「一緒に」未知の窓を開くことはできません。

悪魔くんとの格闘で
可能なんだ、と確信が持てたように
「運命の相手であれば」
ビシバシとスパークリングし合えるはず。

このことを気づかせてくださった
Aさんには感謝しかありません。

これまでも、コーチングは相性だと思ってきました。
その見極めは、基本的に
印象とか直感、ピンとくるかどうかに
頼ってきました。

しかし、今回の出来事によって
自分がダンスのリード役として
「こういうコーチだよ」ということを
もっと分かりやすく伝える必要を痛感しました。

でも、どうやって?

それが、つまりはマーケティングであり
「わたし、こういうものです」
と明確にするということなんですが
それこそわたしが、5年以上苦労している点。

そんなところにNさんと
絶妙のタイミングでお話することになり、
自分ブランドは「自己解放」がカギという話に。

自分では出してきたと思っていましたが、

「まだまだ出し切ってない気がするな~」

と背中を押してくださいました。

「もうダメだ」と思ったところが始まり

押されてその気になって
いざ書き出してみたら、出る出る。

正直、かなりリスクは取りました。
自分で自分のこと神童とか言う?
嫌味な奴だよね!と思いながら書く。

読者のことは100%無視して
自分が100%納得するように書く。
こんな人だとは思わなかった、と
離れてく人いるだろうな~と思いながら書く。

「どうせ苦しいならとことんまで!」
の傾向があるわたしらしく、
もういいや、ホリデーだし誕生日だし
タガ外しちゃえ~と突っ切ることにする。

そして、せっかく好き放題書くんだから
もう今の自分の全部を投入して
徹底的に自分勝手にやろう。
そう決め、Do しました。

あまりに自分の世界に没頭して
日時の感覚が無くなって、
太極拳のクラスもすっぽかしてしまい
旦那に「おかしい」と心配されました。

本当はやらなくちゃいけない
お仕事のあれこれも無視して
信用無くすぞ、と頭の片隅で思いました。

たくさんの恐怖がありました。

でも、未知の窓が開きたくて
このシリーズが終わるまで、と期限を切って
ここまで書いてきました。

書いてきて、よかったと思います。
四十九日で語れることが、ひとつ増えました。

期せずして、あの稲森和夫さんも
「もうダメだ」と思ったところが始まり
とおっしゃっていることを知りました。

限界を越えるべく
恐怖を抱えながら、一歩を踏み出す。

稲盛さんに比べれば
わたしの恐怖なんて屁の河童ですが、
これは比較コンテストではないので
自分自身への挑戦が全て。

そして、わたしはそんな勇気を
みんなが持ってくれたらいいな、と
改めて強く、思っています。

あと、もうひとつ大切なこと。

ここまで書いてくる間に
たくさんの方の愛を受けています。

話し相手になってくれた人たち。
応援メッセージをくれた人たち。
読んでくれたみなさん(あなたよ!)。
本当に、ありがとう。

愛してるよ~~~!

さらに突っ込んで自問してみます

もうひとつ、こんな疑問も出ていました。

2022年12月26日までのわたしは

「まじめに、謙虚に、頭を低く」生きること

これを、ゴールに設定していたのかもしれません。

でも、その先は?
「まじめに、謙虚に、頭を低く」生きるのは何のため?

それやった先に、何を手にしたいの?
どうなりたいの?

シリーズ第2回

真面目に、謙虚に、頭を低く。
言い替えれば

真面目に → 真剣に
謙虚に → 分かったつもりになることなく
頭を低く → 感情が起こったら自分を見直す。

わたしはそもそも自意識過剰なので
感情はたくさん起こります。

嬉しいこともたくさんある代わり
ズキズキも感じます。
ヒヤヒヤします。
ムカッと来たり、モヤモヤもします。

その感情を、誰かにぶつけるのではなく
さらに自分を知る手掛かりとして
もっともっと、自分の可能性を知りたい。

それをやりながら、人と関わって
「わたしたち」の可能性を知りたい。

生きている間に精一杯
人と関わって冒険し、体験したい。

その目的のために、あらためて
わたしの家系に流れる精神性

「真面目に、謙虚に、頭を低く」

大切にして行こう、と思います。

で、井上さん、何やさん?

コーチです!

結局、やっぱり、そこに行きつきました。

わたしは、関わる方と一緒に
「未知の窓」を開いていくコーチです。

あなたが掲げるゴールは
あなたの限界を越えるための
ひとつの布石だと思っています。

まず、それ目指そう。
でも、そのプロセスできっと出てきます。
自分が知らなかった自分。
そして、もっと知りたい自分。

わたしはカウンセラーやヒーラーではありません。
先生でもコンサルでもありません。

あなたから発される情報を察知し、
あなたに刺激を送り、
そこから生まれる結果の謎解きを
サポートをするコーチです。

人間として完璧でもなんでもないので
「失敗」をたくさんするはずです。

コーチングの試験を受けたら
落第点を取るかもしれません。

でも、その経験すらも
「で、そこから何を学びましたか?」
という質問ひとつでリソースに変えます。

とことん、自分に正直になることで。

もしもあなたが
とことん自分の本音を知りたいのなら、
ぜひ遠慮なく、お話をお聞かせください。

あなたが「知りたい」ということを信じて
わたしも正直に反応します。

怒り、苛立ち、モヤモヤが起こったとしても
「そこから、何が見えますか?」
でどんどん追求していきます。

そうやって、一緒に「未知の窓」を開きます。

その時に、きっと起こる恐怖。
それを乗り越える勇気ある決断を
あなたができるように、そばにいる
わたしは、決断コーチです。

ということで、
「井上さん、何やさん?」シリーズ完結。

このシリーズは、あえて
言葉を「尽くさずに」行間をたっぷり入れ
想像・創造のすき間を残しました。
楽しんでいただけたなら、大変うれしく思います。

長期間にわたり読んでいただきまして
本当にありがとうございました。

未熟者ですが、今後とも
どうぞよろしくお願いいたします。


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